綴りごと
味噌汁
無形文化遺産の和食。
その代表格である「味噌汁」。
今日はお味噌汁の食材、それぞれの効能についてご紹介しましょう。
まずは、味噌。
味噌は昔から「医者いらず」と言われるほど栄養価の高い食材。主にコレステロールの抑制、がん予防、老化防止に効果があると言われており、その他にもアミノ酸の作用による消化促進、リノール酸による美肌効果、糖尿病や高血圧などの生活習慣病予防が期待できます。発酵食品である味噌は、腸内環境を整えてくれる働きもあります。実は、体の免疫細胞の70%は腸にあるので、免疫力を向上させるためには腸を整えることが大切です。お味噌はコロナ感染予防としても大変優秀な食材と言えます。
続いてワカメ。
ワカメのぬめり成分である「アルギン酸」は、整腸作用や、コレステロールを低くする働きがあります。また、ナトリウムを排出する作用があることから、血圧を下げるのに役立つと考えられています。
ネギ。
ネギは白い部分と青い部分で効能が違います。ネギの白い部分には、体温を高めて血行を促進させる作用があり、青い部分には、血圧低下につながる栄養素である「カリウム」が多く含まれています。
最後に、生姜。
漢方でいう生薬にもあたる生姜は、健胃作用や発汗作用、新陳代謝促進などの効果が期待できます。また、生姜に多く含まれている辛味成分のひとつ「ジンゲロール」は、免疫細胞の白血球を増やし、免疫機能を活性化させます。
<食材>
味噌 生ワカメ ネギ 生姜
体は食事でできている。
ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。